都会派も田舎派も暮らしやすい福岡という街

福岡においては、第三次産業に就労している人の割合が8割に上ります。これは全国の政令指定都市の中で最も高く、流通、サービス業が盛んな街であることが窺えます。福岡には、天神や中洲などの繁華街もあれば、離発着便が多い福岡空港もありますので、人と接する仕事がしたい人には向いているエリアといえるかもしれません。

また、福市は女性に魅力的な街といわれており、女性の人口も多いのが特徴です。これは、第三次産業の就労割合とも関連があります。第三次産業の比率が高いほど、女性の人口が多くなる傾向が全国的にあるからです。一般的に第三次産業は女性の就労率が高くなっていますので、当然女性の雇用も多く、多くの求人の中から自分に適した仕事を探せるというわけです。また、福岡には働く世代の女性の流入が多いのも特徴です。これは、九州の他の県の女性たちが就職として福岡を選んでいることと関係がありそうです。次に、工業などの第二次産業について見てみると、他の政令市と比べると福岡は低い傾向にあるようです。しかし、情報通信分野の企業の進出が目立っており、今後成長していく可能性は高そうです。IT関係に就職したい方は、福岡での就労も検討してみると良いかもしれません。

今回は、福岡の産業についてお話をしましたが、アジアの玄関口であり、九州最大の都市である福岡は、都会と田舎の両方の側面を持った暮らしやすい街です。東京や大阪に比べると通勤ラッシュもそれほどひどくはありません。また、海の幸や山の幸などの食材も豊富で、食べ物の美味しさには定評があります。利便性に優れた暮らしやすい街で生活をしてみたい人は、ぜひ福岡に注目してみてはいかがでしょうか。